キャッテリー・ヒメダルマ恒例のインターナショナルキャットショー参加記のスタートです。去年は夫の仕事との兼ね合いもあって、行こうかどうしようか迷っていた頃、ニューヨークのテロ事件、いわゆる”9月11日”が発生して、断念しました。今年は、仕事の都合もうまくつきそうなので、「さあ、久々の海外旅行、嬉しいな〜!」です。 今年、私たちが連れて行く子はHIMEDARUMA STAR BULLDOZER 、通称はブー、今年わが家で生まれたやんちゃな男の子です。今はまだ子猫だけど、ショーの時には9ヶ月になっているので大人のクラスでの参加となります。コンディションを整えて、いつもの可愛いおやんちゃを発揮してねと、親ばかな願いでいっぱいです。今回は、日記スタイルで、随時記録して書き貯めておこうかなと思っています。さて、無事に掲載にまで至るでしょうか。 この旅行記で、旅行準備に関しで、こと細かく記載するのは、「私もインターナショナルキャットショーに行ってみたいな」と思ている方々に、私たちの経験が参考になれば、という気持ちからです。とかく前振りは煩わしいもの、そういった興味のない方は、どうぞ旅行準備編は跳ばして、以降の私たちの親バカな、猫談義におつき合い下さい。m(_ _ )m 9月5日 CFA 本部のサイトでインターナショナルキャットショーのアナウンスがなされ、ショーホテル情報も掲載されているなと思っていたら、キャットクラブ宛にも、日本語版ショーホテルの情報が日本リジョンから送られて来ました。ショーホテルは二つ、いずれも、会場から近い距離にあるようです。色々なミーティングが開かれる場所は、ダブルツリーホテルの方だということ。ならば、ダブルツリーの方が人気だろうと思い、早めにダブルツリーホテルに予約を入れて置くことにしました。 予約依頼の手紙を書き、ホテルにファックスを送り、その間にネットでダブルツリーホテルのサイトを検索。すると、あった、あった! かなりな規模のホテルみたいです。客室もラウンジも良い感じ。廊下や部屋に窓が沢山とってあって、眺めの良さが自慢らしい。これで一泊$95はお安いですね。夫と二人で泊まるから、一人5〜6千円、トリプルでも、クオードでも料金は同じとあります。お友達同志、3〜4人で泊まればもっともっとお得って事で、単なる見学だけだとしても、利用価値充分ですね。ヒューストンといえば、ナサ。初めてスペースシャトルが宇宙から帰還してきたニュースをワクワクしながら見ていたことがなつかしく思い出されます。ナサ観光もしなくっちゃね〜。時間があればですが。。。 というわけで、今朝起きたら、さっそくに昨夜送ったファックスに確認の返事と予約番号が送られて来ていました。ホテルの応答は早くて、嬉しくなりました。今年は、さい先いいなと、るんるん気分です。 9月19日 そろそろ航空券の手配をしなければと思いつつ、ちょっと面倒な気分。成田-ヒューストンは直行便もあるようだけれど、この航空会社(コンチネンタル)は猫は手荷物扱いでは運んでくれません。とっても残念。というわけで、「どこを経由していけば一番都合かいいのか、考えるのめんどくさい!」なんてぼやいていたら、夫が調べてくれました。(というか、早く予約入れろと、せかされたようなものだけど。)。ノースウエスト、ミネアポリス経由というのが、一般的なコースの様です。 そんなこんなで重い腰をあげ、ネットで旅行社めぐり、れれ、、全体的に、なんだか航空券安そう。2年前のカンサスは確か85000円位だったけれど、ひょっとして7万円切るかも、もっと探せば安いのもありそう(5万円台の可能性も?)。猫連れ旅行ゆえ、かつて手配をお願いした旅行社の方が事情が分かってくれていて、安心かなと思い、見積もり依頼のメールを送りました。その旅行社がそこそこの値段を提示してくれれば、それで決めてしまおうという心づもりです。 9月26日 旅行社からの返事が来ないので、なんとなく心に引っかかっています。とっとと電話で予約してしまおうと思い立ち、昼休み職場の公衆電話で旅行社と直接交渉しました。見積もりもなにも、面倒だから、そこそこの値段なら手を打つつもりです。そして、安いんです。やっぱり、、61000円、出発日35日前までに入金すればさらにお得の5000円引きだそうで、56000円! とりあえず予約をいれてもらいました。 猫の輸送については、後で問い合わせ、確認してくれるそうです。もともとその問題があったから、直行便はあきらめてのノースウエスト利用。多分大丈夫だとは思うのだけれど。。。 10月2日 数日前に旅行社から航空券の正式申し込み書が届きました。猫の件も問題なさそう。ペット輸送に関するキャリーの大きさや総重量に対する制限、当日の気温による制限、さらにいくつかの種(鼻の短いペルシャ等)に関しては気温が23度以上の時は運べませんなどという説明書きも添えられています。久々にパスポートを取り出し、書類を仕上げ返送、お金も振り込んだので、これで航空券の手配は終了。足もベッドも確保出来て一安心です。 10月13日 神戸でインターナショナルショーの予選ともいうべき、クオリファイアーショーが開催されました。予選といっても何か特別な成果を上げなければ、インターナショナルショーに参加出来ないと言ったものではありません。たまたまその時に体調を崩す等、参加出来ない猫のための配慮もあるのでしょう、エントリーさえすれば参加資格が得られるというショーです。それぞれのリジョンの年間行事的な意味あいもあるらしい。来年度からはこの制度は廃止されるので、最後のクオリファイアーショーとなることでしょう。ブーはちょうどこのショーで、初めて大人として参加しました。ブーにとっては、いわゆるチャンピオン取りのための、重要なショーとなりました。競争相手ナシで無事ウイナースリボンを6本ゲットし(何しろ6リングショーだったもので)、チャンピオンになることができました。オープンながら、ベストブリードを二つもとって、ファイナも一つ入り、なかなか誇らしい大人デビューを果たす事が出来ました。 9月17日 インターナショナルショーのエントリーは、各リジョンで行われるクオリファイアーショーが終わってから受け付け開始となります。今年の受付開始日は9月16日でした。アメリカとの時差を考え、本日、日本時間で17日夜にファックスでエントリーファームを送りました。エントリーフォームの欄外にクレジットカードの番号を書き添え、同時に支払いも完了です。出陳料は$45、せっかくだからゆったり過ごそうと思い、ダブルケージ($25)、グルーミングスペース($25)を加え、それでも、トータル$95です。通常の日本のエントリー料の半額位です。日本でもこのくらいの金額でキャットショーが楽しめたらいいなあとしみじみ思いました。 10月14日 帰国時の検疫に備えて、狂犬病の予防注射に行きました。狂犬病予防注射の有効期限は接種後30日以降から1年なので、帰国時の30日以上前に接種を済ませておく必要があります。獣医さんに狂犬病予防注射証明書を出してもらいました。連休明けのせいか、獣医さんは、なかなか混み合っていました。 10月28日 インターナショナルショーのエントリー確認の封書が届きました。今年はベンチングリクエストは一切受け入れてもらえないらしい。「どうぞ、ご理解とご協力を」とありました。例年なら、同一オーナーが複数の猫種を連れて行く場合は、連れて来たどれかの猫種のベンチングの場所を指定し、そこに並べて、他の猫種を置くことが許されていました。また、同じ猫種なら、一人だけ誰々の横にしてくれと、リクエストが出来たのですが今年はその制度は廃止されたらしい。一昨年はメインクーンのベンチングの場所である私たちのケージの隣に、ジュニアショーマンシップ参加のためのソマリがいて、オーナーの可愛い女の子と仲良くしてもらった事を思い出します。一般の入場者の方々が、「あれ、これはソマリでしょ?」なんて言っていました。今年はそういった変則的なことはなく、整然と猫種ごとに、ベンチングがなされるようです。 確認書にちょっとしたミスを発見!ブーは第7リジョン所属となっていました。日本は第8リジョンです。些細な事だからほっておいて良いかなあとも思ったのですが、でも、ひょっとして、少しでも、どなたかに、いい子だねって思ってもらえれば、どこの猫?と出陳者はカタログを見る訳だから、日本からはるばる参加しているんだって、知ってもらいたい。訂正依頼のファックスを後で送ることにしましょう。 11月4日 実は、私たちには密かな野望がありました。ブーをグランドチャンピオンとして、インターナショナルキャットショーに参加させる、というものでした。やはり少しでも立派なタイトルを持たせて参加したい、それが正直な気持ちです。ブーはキツンでショーに参加した最初はパッとしない成績でした。何しろ、顔に白い部分が多いものですから、のっぺり扁平な間抜け顔にみえていたんです。けれど成熟していくに従い、高い頬骨(メインクーンらしい!)のおかげで、顔に陰影が出てきて、きりっと男の子らしい表情(実はおっさん顔と言われている。)を見せてくれるようになり、それに連れて、ジャッジの評価もだんだん良くなって来たのです。さすが私たちが見込んだ子だけの事はあります(親バカ!)。そんなこんなで私たちの期待の気持ちもふくらみ、ここのところ毎週末がショー三昧、北海道にまでショーを追いかけ、遠征するという一幕もありました。そして昨日、一昨日と横浜で開催されたショーで、ブーは私たちの望みを叶えてくれ、グランドチャンピオンを達成しました。チャンピオンとして参加した3回目のショーでした。弱冠8ヶ月、我が家で最も若いグランドチャンピオンの誕生です。さっそく、インターナショナルショーのエントリークラークに、カタログ訂正のファックスを送りました。すぐにファックスで返事が来て、所属リジョンの訂正部分にはDone タイトルの変更の所には、Congratulations ! と言葉を添えてくれていました。私たちにとっては、とっても嬉しい週末でした。 11月17日 旅行中、猫達のお世話をしていただく、ペットシッターのS嬢に打ち合わせに来て頂きました。せいぜい年に一度か二度しかお願いする事はないのですが、長いおつき合いで、我が家の猫事情はよく分かってくれています。猫達が次々に彼女に近づき、匂いを嗅いだり、すり歩きをしてご挨拶兼、あなたは誰?と確認していきます。それを受ける彼女の優しい笑顔に、私たちも和やかな時間を過ごすことが出来ました。Sさん、今年もどうぞ宜しくお願い致します。 帰国時の検疫、係留検査期間のための、荷物もパッキングしました。ブーがお気に入りの猫ベッドや缶詰、玩具に、水飲み道具(何しろ、水遊びが大好きなもので)、色々詰め込んで、いくつかお願い事項を書いた手紙を添えました。この荷物は出発の朝に係留施設に宅急便で送る予定です。 さあこれで、旅行準備は万端、あとは荷物のパッキング、忘れ物が無いようにしなければ。人間の荷物は最小に留めようとするのに、ブーのお荷物は気になって、ついつい余分な缶詰やら、おやつ等が増えてしまいます。勝手に決められて連れて行かれる旅行だけれど、ごめんねブー、これから少しの間、私たちの楽しみに機嫌良く付き合ってちょうだいね。 |