胸をはって、ハイ、ポーズ
検疫・帰宅
12月1日
帰国早々、最初の週末で、家事、特に洗濯物がたまっているというのに、性懲りもなくキャットショーに出かけました。でも、係留中のブーの様子も気になります。係留初日に飼育管理をして下さっているエーキューエスのスタッフの方からお電話を頂きました。そのときのお話では、緊張しているせいか、ウンチもオシッコもまだだそうで、でも、ご飯は食べているとのことでした。前もって送っておいた猫ベッドと壁の間に隠れ気味にブーはお座りしているらしい。ノー天気で、いつも気ままにうろうろ遊んでいる子だと思っていましたが、あれで結構ナイーブな面もあるようです。

ショーの猫の方は夫に頼んで、ブーの面会に行きました。ルビーにはじまり、ブッチ君、ティーと、我が家で検疫にかける猫はブーで四頭目、係留施設への道は私にとっては通いなれた道となりました。昨日面会の予約を入れるために電話して様子を聞いたところ、かなり慣れて来て、スタッフの方の背中に飛びついたりしているそうです。ウンチはストレスのためか、最初緩いのをしたけれど、今日はほぼ良いウンチだったと言うこと。早く会いたいなと、なんだか切ない気分です。コームとキャットダンサー(猫の玩具)、大好きな鶏肉も茹でて持参しました。

建物に入ると、スタッフの方が笑顔で迎えてくれました。さっそく、いつもどのくらいフードを食べているのかと質問され、昨日電話で聞いていたのに、その時、電話に出てくれたかたと違う方だったのでしょう、お腹を壊したと心配そうに報告。私が先に送った手紙で、「育ち盛りで、大きく育てたいので、ご飯は、、、」と指示を書いせいでしょうか、体重の増減を気にして下さっていて、メモを片手に、包み隠さず、詳しく、100グラム程度の変化を気にして報告して下さいます。なんだかそれが申し訳ないくらい。

面会室に連れて来られたブーは、とっても元気そうでした。でも、初めての場所で落ち着かない風、独特の深刻顔(もともと彼はそんな顔つきの子なのですが、)で窓枠にてをかけて、伸び上がって外を覗いてみたり、部屋の隅の匂いを嗅いでみたりと、私の甘い期待とは関係なく、うろうろ。ねえ、私の方も見てしょうだいなと、両手で顔を挟んで、そのままに、なでてやりながら、正面を向かせて「ブーブちゃん!」と呼びかけると、グルグル言って、頭をゴンとぶつけてくれました。尻尾を持ち上げて、お尻チェック、汚れていた形跡もなく、とっても綺麗、下痢はもう治っているみたいです。良かった〜。面会室が落ち着かないらしく、さすがに鶏肉は匂いを嗅いだだけで、食べる気がなさそう。まあ、お腹の事を思えばむしろ、余分には食べない方がいいだろうと、持ち帰ることにして、キャットダンサーをちらつかせてみました。途端に目を輝かせて、遊び始めるブー、やっぱり、おやんちゃ、元気なブーはこうでなくては!

帰り際に、スタッフの方に、お礼を言って、思わず「どうぞ、そんなに気にしないで、呑気に接してやって下さい、もともと、健康で元気な子だから、少々緊張して食が落ちても、それは環境が変われば当然な事で、平気ですから。」と、あまりに気にかけてもらっていることが申し訳なくて、そんな言葉を添えてしまいました。


12月6日
検疫が完了して、お迎えに来られるのは次の水曜日、今週末は私は神戸のショーに行く予定だし、子猫を見にいらっしゃる方もいます。この分なら、もう面会も必要ないかなと思いつつも、私の方が会いたい気持ちが募って我慢できません。もう一度位、仕事を早く切り上げる日を作って会いに来ようかなと思い立ち、昨日、係留施設に面会予約の電話を入れました。スタッフの方にまず様子を聞くと、「ブー君はとっても元気で、ご飯もちゃんと食べてます、でも、、、」とちょっと口ごもり、、、何だろうと思ったら、「ウンチを踏んづけたらしく、足に黄色いシミが出来てとれなくて、パウダーを入れてはみたんですが、」、「ああ、片足の飛節。踵の真ん中の所でしょ、それは元からの模様です。」と私は電話口で大笑いしてしまいました。あまりの気遣いに、なんだか申しわけなくて、笑いながらも、ひたすら恐縮してしまいました。

というわけで、今日は平日だけれど、ブーに会いたくて、午後からお仕事を早退。あんまり頻繁に面会に行くと、かえって落ち着かないかとも思うのですが、私の方が会って、元気な顔を見たいのだから、少しの間、ブーにはつき合ってもらいましょう。

係留施設の面会室に連れて来られたブーは、ほんの数日会わなかっただけなのに、さらに少し毛が増えて立派になって見えます。少し前に撮った写真を手元において、いつも眺めているから、思ったより毛があるようにみえるのでしょう。前回の面会の時とはうってかわって、すっかり施設に慣れた風のブーは私が拍子抜けするくらい、ご機嫌でした。嬉しそうに面会室でウロウロ、椅子に飛び乗り、窓に手をかけて、離着陸する飛行機を尻尾をぶんぶん振り回しながらながめます。持参した大好きななまり節のおやつを、嬉しそうにぺろりと平らげ、「もっとちょうだいな!」と催促です。体調も、気分も絶好調でした。スタッフの方がおっしゃるには、とにかく活発で、背中に飛び乗って来るそうです。呆れるくらいに元気いっぱい、生き生きとしているブーは、親バカながら、日の差す明るい面会室でピカピカ輝いて見えました。「さあ、検疫明けまで、あと5日、いい子にしていてね」と、頬ずりして、スタッフの方にお礼を言って、検疫所を後にしました。


検疫所、面会室の窓から、離着陸する飛行機を眺めるブー
彼には飛行機は大きな鳥にでも見えるのかな?私の事より、飛行機に夢中。
「ブーブーちゃん!」と呼びかけると、「何?」とこちらを向いてくれました



飛行機鳥を見飽きて、椅子でくつろぐブー、
「おやつも食べたし、僕はもう満足じゃぁーーー」


12月11日
今日は、ブーの検疫が終了する日です。空港ビル内の検疫所で13時引き渡し、昨日確認のお電話もかかって来ました。お迎えは、夫の方が休みを取って行ってくれる事になりました。私もホントは行きたかったけれど、何も二人で行くことはないと、我慢、我慢。ワクワクしながら仕事を終え帰宅すると、ご機嫌なブーが廊下から走ってきて、出迎えてくれました。しばらく留守にしていても、帰ってみれば、我が家は、我が家、まったくいつものブーです。「ここはどこ?」というのもないし、かといって、やっと帰ってきたというのもなく、普段と変わりなく、なれたお家で何事も無かったように、はしゃいでいます。いつも一緒にいるティー兄ちゃんともスリスリ、はしゃぎ過ぎて、時々シャーと怒られてしまう、ハナコバーちゃんにも、クンクンして、頭を舐めてご機嫌とりをしています。ショーに参加させられる羽目になれば、猫達は、私たちの楽しみのために、無理させられてしまう訳だけど、無邪気でたくましく、与えられた運命を受け入れ、慣れてくれる猫達には本当に感謝です。これで、本当の意味での私たちの2002年インターナショナルキャットショー・参加記は終了です。可愛いブー、私たちに楽しい思い出をありがとう。まだ、ショーでがんばってもらうことになるだろうけれど、いい子でも、う少しの間、私たちに付き合ってね。

いつもの事ながら、2週間ブーのお世話をして下さったエーキューエスの皆様、本当にありがとうございました。実は、2度目の面会の時、あまりに元気で体調もよく、生き生きしていたブーを見て、早速、週末のショーにエントリーしてしまいました。可愛そうな気もして、元々は直ぐのショーには出す気はなかったのだけれど、こんなに体調も気分も絶好調ならばと、飼い主の欲目でした。そして、ブーは早々のショー復帰となりましたが、おかげ様でとっても良い成績を頂きました。感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

ここまで、根気強くお読み頂いた皆様、私たちの手前勝手な旅行記に、長々とおつき合い下さり、本当にありがとうございました。

-----おしまい-----







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