通関代理店とは? (03.10.2000)


私たちは、当然、ルビーちゃんが到着する日に成田空港まで迎えに行って、
自分たちで通関手続きをし、検疫所に連れて行くものだと思っていました。
通関代理店なるものがあることは知りませんでした。
検疫所の方のお話の雰囲気では、
通関手続きは経験のない人にとっては、
かなり煩雑で、時間のかかるもののようです。
「1時間やそこらで終わるものではなく、
半日はかかると思って、いらして下さいと。」
とアドバイスされました。
確かに、プロに任せてしまえば、楽かもしれません。
私たちは、それでも1時間半もあれば、
空港まで電車を乗り継いで行くことが出来ますが、
もし、空港まで遠い人なら、なかなか自分で手続きをするというのも、
時間的な事や、交通費等を思うと、大変なことかも知れません。

そこで、通関代理店に連絡を取ってみました。
まず、航空会社の空港のカーゴ部門に電話して、事情を話し、
動物の通関を手がけてくれる代理店を紹介して欲しいと、お願いしました。
「別にここでなければならない、というところはないのですよ。
どこの代理店さんでも良くて、こちらの側で指定したりはしないのですよ。」
とためらいながらも、「犬の通関は、この代理店さんが慣れているようです。」
と2つの代理店の名前と電話番号を教えてくれました。
そのうちの一つに早速電話をかけてみました。
個人が1頭だけ輸入する事を伝えると、
結構お高いですよ、と言いながら、
詳しく調べて、電話をかけ直してくれました。
14日間の係留費用込みで、だいたい11〜12万円かかるそうです。
さらに検疫所に入れる日や、出てくる日が土、日曜日にかかると、
割り増し料金が、1日あたり1万円位余分にかかるそうで、
なるべく、受け入れ、受け出しの日が週末にかからないようにと、
アドバイスしてくれました。

係留期間中の飼育管理は、 事実上飼育管理会社に委託することとなりますから、
その費用は1日2000円〜2500円かかります。
それが14日間として、最低28000円〜35000円は必要な訳です。

その上に空港までの交通費や往復に要する時間や、煩雑な手続きの事も思うと、
代理店に依頼するのがいいか、どうかはその方の事情により異なるでしょう。

取り合えず私たちは、何とか仕事の休みも取れそうなので、
自分で手続きをすることにしました。


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