CFA International Cat Show 2000

---2000/11/19(トローリーバスに乗ってカンサス市内観光)---



スフィンクスの審査


最終プレゼンテーションリングの設営

 11月19日、日曜日はプロビジョナル、その他のブリードの猫(スフィンクスなど)などを見ました。ブッチ君の出番はもう終了していましたので、今日はブッチ君はホテルでお休みです。Cさんからt君を受け取ってホテルに置いて、トローリーバスに乗って観光に出かけました。途中で出くわした、アビシニアンを出陳していたUさんも、もう今日の審査はないと言うことで、私たちと一緒に市内観光に出かけることとなりました。

 Uさんは、実は昨年カンサスに私たちが到着した時、声をかけてくれた、私たちの旅行記の読者です。以来、私たちは「地球の歩き方青年」と内々で呼んでいました(Uさん、勝手にあだ名を付けてごめんなさい。)。Uさんは今年は、去年連れ帰ったアビシニアンの女の子から生まれた子猫を連れての参加です。なかなかの好成績をあげ、沢山いたアビシニアンの子猫達の中で、ブリードリボンを2つももらったそうです。素晴らしい!

 U さんと会場近くのバス停で落ち合い、三々五々観光客が集まって来るなか、バスを待ちます。やがてレトロな感じに彩色されたバスがやって来ました。なんだか浮き浮きした気分です。トローリーバスは定期観光市内バスといった様なもので、運転手さんが観光アナウンスをしながら、市内をグルグル回っています。テープの音声が流れるのでなく、本当に運転手のナイスミドルと言った風情のおじさんが、運転しながらマイクでしゃべっているのです。ですから、お客の一人が、ハイって感じで、質問したりもします。「19XX年の洪水の時は、この川の水はどこまで来たの、その後、街はどういう風に復興したの」、と質問し、それにドライバーのおじさんは、我が意を得たりとばかりに、蕩々と説明し、答えていました。

 当初はシティーマーケットにまず行こうと思っていたのですが、マーケット内にあるミュージアムが12時からだということで、時間が早すぎたので、バスは通過してしまいました。あらら、予定が狂ってしまいました。仕方ない、クラウンセンター近くの駅に併設されたサイエンスシティーへ行こうと行き先変更。

 実は前日、私たちの隣にベンチングしていた可愛い女の子と仲良しになりました。彼女はカンサスに住んでいると言うので、観光に行くのにどこが良いかたずねると、目を輝かせて、「サイエンスシティーがクールよ!」って言うのです。ですから、そこに行って見ようとは思っていました。

 サイエンスシティーは、カンサス駅を改造して、その中にあるのです。カンサス駅はその昔はにぎわった駅だそうですが、高速道路網が整備され、駅を通過するアムトラックも日に数本、駅がさびれてきていたのだそうです。それを整備しなおし、サイエンスシティーという、どちらかというと子供向けの施設を作って再開発したそうです。

 サイエンスシティーのチケットを買って入ろうとしたら、まだ11時半で、12時にならないと開かないという。仕方ないのでステーションカフェで早めの昼食。サイエンスシティーは、ちょっとそっけない科学館で、子供にとってはよかったかもしれません。まるで子供の城といった感じでしょうか、どおりで、彼女が目を輝かせた訳です。参加型の機器が設置してあり、必要事項を選択していくと「新聞が発行できる」という編集パソコンから今日の新聞を印刷しました。火星探査車を運転するのは難しかったし、握力測定は疲れました。

 このあたりは冬寒いらしく、主要な建物が透明なトンネルのような空中通路でつながっています。クラウンセンターまで通路を歩いて行き、あちこちの店を見てまわりました。駅まで戻ってトロリーに乗り、再び運転手の解説を聞きながら、続いて南のプラザ地域(去年行った)まで行きまた。さらに北上して美術館の前などを通って、ダウンタウンに戻ってきました。

 会場に戻ってみると、すっかりキャットショーも終了していました。

 夕食はとなりのホリデーインのバーベキューレストランへ行きました。感激するほどではありませんが、カンサスらしい食事をいただきました。昨年、注文しすぎで死ぬほど食べたので、今年は大ボリュームを警戒して、少な目に注文したのが正解でした。


くつろぐブッチ君

 ホテルのフロントで翌朝6時にタクシーを呼んでくれと頼んで部屋に戻り、買い込んだお土産などをスーツケースに詰め込んで、ブッチ君と遊んでカンサス最後の夜は終わりました。ブッチ君、油断をするとバスタブのなかに横たわって、少しある水で遊んだり、便器のなかに頭をつっこんだり、とにかく水が大好き。油断大敵、グルーミングが台無しにならなくてよかったぁ。

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