検疫及び通関手続き (04.07.2000)
先の日記には、前もって私たちが書類集めや、下見で
*飛行機が到着後、ルビーちゃんが入ったキャリーは、コンピュータ処理された後、
航空会社のカーゴの受け取り場所まで運ばれてきます。
*それと同時に、カーゴのカウンターに Air Waybill(航空貨物の送り状)が添付さ
れた、ルビーちゃんの書類が入った封筒が届きます。
*書類を持って、一旦指示された貨物受け取りの場所まで行き、私達はそこで初め
てルビーちゃんと対面しました。そして、その足で、私達は書類を持って、動物
検疫所へと向かいます。
*同時に、ルビーちゃんの入ったキャリーは、航空会社の担当の方が、検疫所の検
査室へ運び込んでくれます。
(キャリーは手で持って歩くには少し大きくてかさばりましたので、実際には小さ
なフォークリフトで運ばれたようです。)
*検疫所の担当官に書類を渡し、輸出国政府機関の発行する書類が揃っていること
の確認後、担当官が検査室でルビーちゃんの健康状態のチェックをしました。
(この時、キャリーから出た、ルビーちゃんの全身を見ることが出きました。)
そして、検疫期間は14日間です、と告げられました。(この時は、正直言って、
ほっとしました。)
*ルビーちゃんは再びキャリーに戻され、航空会社の貨物置き場まで戻ります。
*”狂犬病予防法に基づく動物の輸入検査申請書”を書き上げ、その書類の下欄の
指示事項覧に、ナンバーと、家畜防疫官のサインや印鑑をもらいます。
*その書類を持って、上の階にある税関へ行き、ここでは2つの作業が行われます。
まず、通関です。簡易申告書を書いて、税金が算出されその支払いをします。
(猫の代金+輸送経費)×5%(消費税額)です。この時、5時を過ぎていたので
臨時開庁承認申請書を書いて、裏に7800円の印紙を貼りました。(事実上の時
間外手数料です。)
次に、猫を係留施設に運ぶ(保税運送)のために前もって買っておいた”外国貨物
運送申告書用紙を提出して、書類を作ってもらいます。これにも、臨時開庁承認申
請書、及び7800円の印紙が必要でした。
*1階の検疫所に戻ると、検疫所の方が飼育管理業者の方に連絡を取って下さってお
り、ここで面会届けの用紙を提出し、面会証をもらいます。これがないと、後々、
係留施設に面会に行けません。
検疫所の机を借りて、業者と管理委託契約を結びました。この時、委託業者の、
エーキューエスの方は、色々飼育についての希望を聞いて下さいました。「細かく
なんでも指示して下さい」と、おっしゃって、メモを取って下さいます。
*税関の窓口で作ってもらった外国貨物運送申告書を持って、再度航空会社のカウン
ターに行き、そこで手数料(保管料と運搬料で3500円くらいでした。)を支払
って引換証をもらい、正式に航空会社からのルビーちゃんの引き渡しです。そして
同行して下さっていた飼育管理業者の方に引き渡し、名残を惜しみながら、ワゴン
車で係留施設へと運ばれて行くルビーちゃんを見送りました。
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空港の貨物地区をうろうろした事を書きましたが、
実際には、検疫や通関手続きは、まず猫が到着してから、
その後、ひと流れの手続きに入ります。
ルビーちゃんが到着したその後の経緯を、
順を追ってたどって行くと、次のようになります。
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こうやって、長い午後が終わりました。
それでも、前もって準備したせいか、
ルビーちゃんが到着たのが午後4時半で、
係留施設へ運ぶ車へ乗せ終わったのが、
午後7時半位だったでしょうか。
すんなりと、手続きは出来たと思います。
検疫は実はそれほど時間はかからず、
むしろ通関の手続きに時間がかかりました。
そうそう、そういえば税関で担当して下さった方が
「次の機会には、前もって動物が入ることをご連絡下さいね。」
と、おしゃっていました。
そうすれば、通関手続きも、もう少し短縮出来たかもしれません。
余談ではありますが、貨物としてではなく、
人間と供に日本に猫が持ち込まれた場合は
70日〜40日前までの、検疫所に対する事前届けは必要なく
検疫も通関も空港ビル内のカウンターで手続きされますので、
上記の様に、空港の貨物地区内を行ったり来たりする必要もなく、
手続きは、もっと早く、スムーズに行われるそうです。
そして、係留施設への輸送も、管理委託会社の方が
空港ビルに迎えに来てくれるそうで、
実際は、そのケースの方がはるかに多いのだそうです。
右往左往した半日でしたが、色々興味深くもあり、
14日間の係留で、無事ルビーちゃんはわが家に来ることになった訳ですから
私達に取っては、実に充実した半日でもありました。
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