CFA International Cat Show 2000

---ブッチ君の検疫、そしてわが家へ---



天浪係留施設の面会室のブッチ君

 成田空港滑走路南側の天浪検疫所で係留されていたブッチ君。調子よく飼育管理会社の方々にごろごろすりすりしているようでした。電話で様子をたずねると、案の定、水をぱちゃぱちゃして遊んで、すぐに水入れが空になってしまうらしい。それじゃぁ水が飲めないじゃない?いつもの事ながら、困った子です。

 係留期間中に2回、訪ねていきました。一度は一緒に連れ帰ったt君のオーナーであるお友達のTさんと一緒です。面会室で遊んでやり、コームを入れてやりましたが、相変わらずのマイペース、「あっそお、遊んでくれるの、なら遊んであげようかな、、、」なんて感じで調子の良いこと。t君の方も、まだ到着時に検疫所で新しいママにちょっと会っただけなのに、甘えっ子で、ドアの陰にTさんの姿が隠れると、「どこに行ったのーーー!」って感じでウニャウニャ騒ぎます。可愛くて、Tさんも晴れてお家に迎え入れる日が待ち遠しいことでしょう。 それにしてもブッチ君、面会に行くたびに大きくなっているような、、、この時期の子猫の成長ぶりは、目を見張るようです。

 そして、係留検査が終了し、お迎えに行く日となりました。前日に電話で時間を確認し、空港ビル内の検疫所に再度出向きます。早い目に行って、Tさんとお昼ご飯を食べ、少しおしゃべりをして、約束の午後一時の10分ほど前に、検疫所のドアを開けました。そこにはもう、沢山の猫達が運ばれていました。すぐにブッチ君のキャリーを見つけ、手続きにかかります。と言っても既に”狂犬病予防法に基づく動物の輸入検疫証明書”は出来上がっており、それを受け取って、手続きは完了です。やっかいな通関は、手荷物として入国した場合は帰国時に他の荷物と共に終わっているので、あっという間に手続きは終わりました。輸入時の時間がかかった税金の計算も、高い時間外手数料も(ルビーちゃんの検疫日記参照)今回はありません。飼育管理をしてくださったエーキューエスのスタッフの方に、飼育管理費の40,500円の支払いを済ませ、領収書をもらっておしまいです。ものの10分位のことでしょうか。これでやっとブッチ君も本当の意味での帰国です。

 ご苦労様ブッチ君、良い子でいてくれて、本当にありがとう。そして、水遊びが好きで、やんちゃなブッチ君をお世話下さったエーキューエスのスタッフの方がたに、心よりお礼申し上げます。面白い事に、この間に、鼻の穴を真っ黒に、ドライフードの粉で汚してしまうブッチ君の悪癖がなくなっていました。パパ譲りのお鼻汚し猫で、ショーの時はさんざん気を遣いましたが、ご飯を食べるのが上手になったんでしょうか? 体の大きさだけでなく、ご飯の食べ方も少し大人っぽくなって帰って来たブッチ君でした。

- - - おしまい- - - -

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