さて、いよいよ11月16日出国の日となりました。早い目に空港に行って、ブッチ君は空港内の検疫所で輸出検疫証明書を書いてもらいました。この書類が狂犬病ワクチン接種の証明書も兼ねることになります。これで帰国のための1つの書類はOKです。ワクチンの有効期間内に帰国すれば、この証明書が輸出国発行の狂犬病ワクチン接種証明書のかわりになるのです。
荷物とブッチ君を預けて、搭乗前に空港内のゴールドカード会員専用ラウンジで、しばらくくつろぐことにしました。ドリンク1杯まで無料です。実は海外旅行の保険が自動的に付いてくるという特典が魅力で、今年からクレジットカード会社のゴールド会員になったのです。会費は高くなりますが、これで十分元は取れます。
雪のミネアポリス空港
飛行機は順調に飛び、ミネアポリスに着陸しました。なんと、あたりは雪景色。出発前にカンサスのお友達のブリーダーに天候を聞いたところ、例年になく寒いとの事でしたが、確かに寒そうです。手続き上のアメリカ入国は、ここミネアポリスになります。荷物を一端受け取り入国審査を受ける事となりますが、猫はここで受け取ることはありませんでした。手荷物受け取りフロアの係りの方に、猫はどうなるのかと訊ねると、特に希望がなければ、猫は自動的にカンサス空港まで送られるのだそうで、税関で健康証明書を見せただけで手続きは済んでしまいました。あっけない。去年のシカゴでの入国では猫をチェックされたのに。
国内線に乗りついでカンサスシティー国際空港に到着し、無事ブッチ君再会したのは現地時間の午後3時頃でした。彼は、「なんじゃこれ?」と言った不思議そうな顔できょときょとしていますが、おびえることもなく、ノー天気なものです。「うわわん!」と一言文句を言ったものの(この言い方は、パパのバンタローと一緒です。さすが親子だなあ。。。)、あとはキャリーの中のウンチ、オシッコチェックをしている間、だっこされてグルグルご機嫌でした。早速、例年通り専用電話でタクシーを呼んでホテルへ。それにしても、タクシーを待つほんの少しの間外に出ても、寒かった事、カンサスは雪こそありませんでしたが、冷たい風かピューピュー吹いていました。
テントを設営したところ
グリルアンドバー
ホテルに着いてチェックインを済ませ、ブッチ君をテントに入れて落ち着かせた後、初日の夜は13ストリートグリルアンドバーに行って食事をしました。ホテルから歩いて10分ほどのところでした。夜ともなれば、外はますます寒く、しかも小雪がちらついていました。それでもビールを飲みました。私がたのんだ「チョップステーキ」は、サイコロステーキを期待していたのですが、巨大なハンバーグみたいなものでした。ちょっと残念。でも、なかなか美味しかったです。妻が注文したレバーのステーキは絶品でした。胡椒がきいたレバーのソテーの上に香ばしいフライドオニオンがたっぷりのって、それをレバーとともに口に入れると、タマネギの甘さといっしょになって、とても美味しい。なるほど、こういったレバー料理もあるものかと、関心することしきりでした。でも、日本では焼き肉用に小さく切った牛レバーはあるものの、薄切りステーキサイズのレバースライスなんて、手に入りませんよね。
このバーは現地の人たちがお気軽にやって来る街の食堂といった感じでしょうか、見ていると、カウンターで軽く飲み物を注文し、それを飲みながら少し待って、お持ち帰りのパックになにやら詰めてもらっているようです。夕飯は持ち帰って、お家でテレビでも見ながらゆっくり食べるようというのでしょうか。なるほど、これもアメリカ文化なのね、と妙に納得。