ブリードカウンシル会議に参加

オシキャット
 時間が前後しますが、ショー初日の夜は、色々なブリードカウンシルの会議がありました。まずNちゃんは、オシキャットのブリードカウンシルに参加しました。彼女はまだ一リターしかCFAに登録したことがないので、カウンシルのメンバーにはなれません。けれどもブリードカウンシルの会議には誰でも参加出来ます。S妻も付き添いで、参加しました。まず最初に議長が、カウンシルメンバーでない人は発言出来ません、とコメントしました。おそらくは私達のために言った、注意点だったのでしょう。けれども決して排他的な感じではありませんでした。

 議論されていたのは、どのカラークラスが、どのくらいショーに参加しているか(オシはチョコレートスポットが今は、断然優勢ですから)、データを取りたいが、CFA本部のコンピュータはセキュリティーが厳しく、そのデータを取ることが出来ないので、各リジョンに代表窓口を置いて、ショーカタログを集め、データ収集が出来ないだろうか、と言うような内容(?だと思う)でした。とてもカジュアルな調子で会話がなされていて、そのスピードについていくのは大変です。そういった会話のなかで、ジャッジに対する愚痴もちらり、、チョコレートシルバーの子を間違えて、完璧な美しいチョコレートの子ですねと言ったとか何とか、もっとオシに対する知識をジャッジの中に普及させなければ、などと言うことも、話題にされていました。

 会議の最後に、昨年度ナショナルウイナーになったオシキャットのブリーダーが呼び出され、記念の盾をみんなにお披露目し、記念写真をとって、カウンシルメンバー達に祝福されていました。

メインクーン
 メインクーンのブリードカウンシルには、MちゃんとS夫妻の3人で参加しました。MちゃんとS妻は共にカウンシルのメンバーです。
 議題の第一 に、スタンダードの中の、パーティカラーのクラスに白が1/3が望ましいという一文を入れたらどうか、という事が提案されていました。これは、何人かのメンバーは、「ええ?その言葉は入ってなかったっけ?」という感じで、驚いていました。私達もあえて言われなければ気がつきませんでした。他のアンドホワイトのカラークラスの項目には、顔に白がなくても良い。白が1/3あることが望ましいと例外なく書かれていましたから。

 もう一つ、特記すべき重大な議題の一つに、ブラウンタビーやブラウンタビーアンドホワイトを、ペルシャの様に、ディビジョンに分けたらどうだろうという議論がなされていた事です。確かにメインクーンは歴史的に見てもブラウンが主流の猫で、ブラウンの中での競争が激しい。だから、つい数年前にカラークラスも、ブラウンタビーとアザータビー、ブラウンタビーアンドホワイトとアザータビーアンドホワイトといった風に、ブラウン関連だけ、カラークラスが別になった経緯があります。そうなるまでは、チャンピオンになるのすら、メインクーンのタビーや、タビーアンドホワイトのクラスは、本当に大変でした。 そして今度は、ブラウン関係で別のデビジョンを設けようという試案が出されています。このことを議決して、アニュアルミーティングで討議してもらうためには、もっとデータ集めが必要だと言うことになりました。一頭の猫がチャンピオンになったり、グランドチャンピオンになるのに、平均どのくらいショーに出す必要があったかという、追跡調査の必要がある。単にどのカラークラスに何頭出ていたかでは、考察するためのデータとして不十分だ。さあ、どうやってそのデータを集めようと、議論されていました。

 討議は借りている部屋の使用時間が来ても終わりそうにありません。でも、次のブリードカウンシルの会議のために部屋は空けなければなりません。場所を変えて、話し合いましょう、という事になりました。さすがに私達は、疲れてお腹が空いてきたので、集中力がなくなり、これ以上聞いていても内容を把握出来ないだろうと思い、部屋に退散することにしました。けれども何人かの残ったメンバー達は、ホテルの踊り場のフロアに座り込んで、話し合いを続けていました。
 何年か先には、メインクーンもデビジョンに分かれる日が来るのでしょうか。