今から2年近くの前のある日、私はネットで色々なメインクーンのブリーダーのサイトを見て楽しんでいました。別に猫を新しく入れようと思っていたわけではなかったのですが、その時、一頭のホワイトのメインクーンが私の目に留まりました。その子の名前は Never Ending Cheyenne、インディアンの部族の名前が付いていました。

もともと私はタビーの猫が好きで、ホワイトには興味はありませんでした。美しいとは思うけれど、「維持するのが大変だろうなあ、、、」と思うくらい、けれど、写真のシャイアンは、とても魅力的でした。「こんな存在感のあるホワイトの子が我が家にいたら、楽しいだろうな」と、そんな思いがよぎり、さっそくブリーダーにメールを送ってみました。その時のシャイアンは子猫を産んだばかで、その子猫達は既に予約済み、だから直ぐに話がまとまることはないだろうという気楽さもありました。

「私は急いでないから、ずっと待てるけれど、あなたのシャイアンにとても惹かれたから、いつかシャイアンのホワイトの女の子を譲って頂けませんでしょうか?」, そんな私のメールに対して、ブリーダーのキティーは、「次の子は来年になるだろうけれど、子猫が生まれると分かったら、連絡するわ」と返事をくれました。そして次に生まれた彼女の子猫は、ホワイトの男の子、一頭だけ。。。ご縁があれば、いつかはと、待つことさらに一年弱。キティーからE-mailでのクリスマスカードと共に、「もうすぐシャイアンの子供がうまれるよ」と、遠慮がちの便りが届きました。機が熟したのかなと、私は嬉しくて、「私のホワイトの御姫様は生まれて来てくれるかしら?」と返事を出しました。それから具体的に話がすすみ始めましたが、キティーはとても慎重で、生まれて来た子猫たちの成長をじっくりと見守り、実際に彼女からこの子ならとGOサインが出たのは、子猫が3ヶ月半を過ぎた頃でした。

我が家に迎える事になったのは、 Dynamicats The Last Diva, 真っ白で、フワフワの、可愛らしいお嬢ちゃんです。キティーはこのリターを最後に、シャイアンを引退させる事にしたそうで、だから兄弟達はみんな、名前に"The Last" がついています。Diva はホワイトでマスクされていますが、シルバー因子を持っています。私たちは幸運にも、Diva からホワイトの因子とシルバーの因子の両方を手に入れる事が出来たようです。

ディーバがヒメダルマのブリーディングプログラムに加わることで、将来、私たちにどんな子猫たちをもたらしてくれるのか、今からとても楽しみです。
(2003年6月吉日)