CFA International Cat Show 2000

---2000/11/17(ショー初日、まずは獣医さんの検診を受けて帰国の準備)---



チケット売場


エレベータを上がるとショー会場


ショー見学ツアーの案内


ブリード名が上から下がった会場


神妙に獣医検診中のブッチ君

 11月17日、ショー1日目、早朝、6時半頃に、会場にケージカバーなどの荷物をもって偵察に行きました。外はまだ薄暗い。ここで、ばったりアビシニアンの子猫を出陳しているUさんと出くわしました。3回目ともなると、かって知ったる何とやらで、こっち、こっちと私たちは騒ぎながら、荷物搬入口でもある出陳者用入り口から会場に入り、受付を探します。アルファベット順にたくさん並んだ出陳者用のカタログの封筒の中から自分たち用のを見つけると、そこには[日本人の猫の健康診断は9時までに受けるように]と貼り紙がしてありました。そこで CFAのブースへ行って、どこでやっているのかと尋ねると、壁に沿っていったところのドアだと案内してくれました。そこへ行くと、すでに獣医さんがスタンバイしていらっしゃいました。こりゃたいへん、急がなくちゃと、ブッチ君をホテルに連れにもどります。途中出会った日本人出陳者の方々にも、そのことを伝え、大慌てでした。

 ホテルに戻り、急いでブッチ君のグルーミングの最終チェックをし、それから会場に連れて行き健康診断を受けさせました。一番乗りでした。ついでに、前もって用意しておいた日本語の貼り紙を出陳者出入り口と獣医のドア近くに合計4枚貼っておきました。健康診断及び手続きの費用は一頭あたり30ドルでした。さらに、会場でメインクーンのブリーダーのCさんを探しました。彼女が用意していた子猫のt君(後述)の健康証明書を持って再度獣医さんの所に行き、t君のエンドーズメントを一緒にもらって来て頂くようにお願いしました。エンドーズメントを受けた書類は翌日には早速配られ、私たちは手にすることが出来ました。これさえあれば、安心して日本に帰れます。良かった。


猫トイレと猫砂が提供されました

 会場でマフィンとコーヒーで朝食を取りました。いよいよショー開始です。エントリー猫数は1300を超えています。会場は広い。去年より広い。猫グッズのブースもたくさん出ています。思わずグープ(猫の尻尾の脂落としに使う)をたくさん買い込んでしまいました。

 寒くて乾燥しているので、猫の毛は静電気を帯びてぱちぱちです。静電気防止スプレーをかけてもあまり改善されません。実際審査を見ていてもジャッジが背中をなでると、その手の跡に静電気が発生して、毛並みが悪く見えてしまいます。おまけに人間が触ると静電気ばぱちぱち飛んで、ブッチ君は[痛い]という顔をします。

 メインクーンキツンの出陳数は63.ものすごい数です。4ヶ月のいたいけな幼児から、7ヶ月のでっかいオトナ並みの子までいました。ジャッジはてきぱきと審査していきます。初日は3リング、2日目も3リングで、金、土曜日でメインクーンキツンの審査は終わってしまいます。しめしめ、これなら最終日はカンサスの街を探検する時間も取れそうです。


審査中のブッチ君

 ブッチ君、初日の成績は、赤黄赤で、5ヶ月の子のなかではそこそこの成績でした。何しろでっかい7ヶ月のお兄ちゃんが同じカラークラスにいるから、かなわない。


食べ物はここで買う、ホットドッグや飲み物、フライドチキン

 ところで今回、お友達のTさんの子猫を連れて帰るのも私たちの役目です。Tさんの子猫t君のブリーダーのCさんが、前から「金曜日の夜にショー会場から車で1時間ほどの自宅でパーティがあるのでうちに来てね」とメールをくれていたので、どうしようかなぁと思っていました。Cさんは気さくな方で、自分の繁殖した猫を持っているL夫妻が同じホテルに泊まっているので、一緒に来たらいい、と言ってくれました。そこでLさん夫妻の車に乗せてもらってCさんのお宅におじゃましました。Cさんの家には迷わず到着、Lさんは「知らない土地で迷わずに到着した」と嬉しそう。Cさんの書いた地図がよくできていたようでした。

 Cさん宅では、広いリビングからガラス張りのデッキバルコニーにわたって、20人くらいの猫好きさんが集まり、猫を見たり、写真を見たり、食べたり飲んだりしていました。焼いたブリー(大きなカマンベールのようなもの)をクラッカーに乗せて食べるのがとてもおいしく、また、ご主人が焼いたハンバーガーをバンズにはさんで、トマトとレタスを乗せて、でっかいハンバーガーを作りました。私たちは日本から日本酒の紙パックとオカキの詰め合わせをお土産に持っていきました。リビングには巨大なブルータビーの去勢オスがいて、お客達の間をゆったり歩いたり、ソファーの背もたれに寝そべって、顔をのぞき込んだり、おっとりした感じで、甘えています。とても出っ張ったマズル、毛吹きが猛烈で、すばらしい猫です。もう一頭、現役の男の子も出てきて、オモチャで遊んで、愛嬌を振りまいていました。


Cさん宅で皆にお披露目されるt君

 その後何頭かの繁殖にも使っている猫とt君を見せてもらって写真を撮りました。日本に来ているCさんの猫についてご主人が色々と話しをしてくれました。一度に10人以上に人々を紹介され、誰が誰だかさっぱり覚えられません。ネーティブの会話に入って行くのは大変ですが、猫の話題を持ちかけると、みんな自分の猫自慢をしてくれて、会話が弾みます。

 車で送ってくれたLさんちのホワイトの男の子は、実は今日、何番かのチャンピオンリボンをもらったらしく、グランドに王手がかかったようでした。アンオフィシャルカウントは初日でまだでしたが、昼間グランドケーキでお祝いをしたそうです。私たちも会場で、グランドケーキがあるから、どうぞと声を掛けてもい、美味しく頂いたのですが、それが彼女の猫の事だったとは、ケーキのお礼と、おめでとうを言うことが出来て良かった。

 猫達が気になり始めたので、10時頃Cさん宅を失礼して再びLさんご夫妻の運転でホテルに戻りました。和やかな雰囲気のいい感じのホームパーティーでした。

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