11月21日(金)
時差のせいか、前日宵の口に眠ってしまったせいか、午前2時頃目が覚めてしまいました。部屋で会場への持ち物を用意し、 シャワーを浴び、持参の携帯湯沸かし器でお湯を沸かして、カップ麺を食べて、出発時間までゆっくり過ごしました。


ショー会場へはバスで10分ほど。ジョージブラウンコンベンションセンターのCブロックでインターナショナルキャットショーが開催されます。

ショーホテル車寄せ、7時発の第一便のバスで出発

バスを降りた第一陣の皆さん、ごとごと荷物を引いて、会場入り口へと向かいます。


ショー会場へはバスで10分ほど。ジョージブラウンコンベンションセンターのCブロックです。今年の会場は昨年の半分の面積しか借りられなかったそうで,エントリーリミットも1000頭を切っていますが,昨年はあまりに面積が広くて猫を運ぶのに疲れました。このくらいの面積がいいかも,と思うのは私だけでしょうか。約900頭の猫がエントリーされていました。

ジャッジは12人。オールスペシャリティーで,キツンを審査する6人と,チャンピオンシップとプレミアシップを審査する6人です。 入り口のところに封筒が置いてあり,自分の名前のを探します。ショーカタログと資料が入っていました。その中に9時半からジュニアショーマンシップリングで帰国のための猫の健康診断を行うという紙が入っていました。


シンゴのケージをセットして、受付で取ってきた封筒の中身をチェック


健康診断についてCFAブースにいたショーマネージャーのデビー・クーシーに「9時半からかい?」と尋ねると,[その後飛行機で獣医は移動するのだ,あれやこれや]と言われて,何のことだかよくわかりません。

ジュニアショーマンシップリングの様子を時々見ていると,獣医のシンシアがやってきました。去年お世話になった方です。助手のごっついお兄さんを連れています。[9時から10時まで健康診断をするよ]と言うので,あわててシンゴを連れてきました。場内にも英語でアナウンスが流れました。

急いでアナウンスブースに行って,日本語でアナウンスさせてくれと頼んで,「日本からの出陳者のうち,帰国のための猫の健康診断が必要な方はジュニアショーマンシップリングに来るように」と、2回アナウンスをしました。


帰国する猫のための健康診断に集まった猫達とオーナーのみなさん。和気藹々と順番を待ちます。

合計9頭の猫が健康診断を受けました。けっこう時間がかかりました。終了したのは,10時を過ぎていました。 実は,昨年はヒューストンの国内線の空港の検疫所にUSDA担当官がいて,獣医はそのオフィスまで車で行ってエンドーズメント(裏書き)をしてもらえばよかったのですが,その方が病気で,オースチンまでエンドーズメントをもらいに行かなくてはならない,ということになってしまったそうです。そのためには飛行機を使わなくてはなりません。その航空運賃も負担しなくてはいけないため,今年は1人あたりの費用が85ドルになってしまいました。まだ9人いたからよかったものの,昨年のように3人だと…1人あたり,相当の高額になったでしょう。しかし,これがないと日本に帰れないので仕方がありません。シンシアは夕方,エンドーズメントのすんだ書類を持ってショー会場に戻ってきました。ふたたび日本語でアナウンスをして,無事書類を全員に配ることができました。


さて、いよいよ審査がはじまりました。
シンゴは同じクラスに年長の男の子たちがいることもあり,ふたつのリングで黄色いリボンをもらった結果に終わりました。残念。
こんなでっかい天井の高い会場は初めてのシンゴ、もともと、用心深い子なのが、尻尾を巻き込み、お耳を下げてすっかり怖い怖いモードに入ってしまいました。


おみやげは,今年は頼まれものもあったりで、沢山買おう,とドルを握りしめて,猫じゃらし,コーム,ハンモックなどを買いあさりました。早めに買っておかないと,人気商品は日曜日にはなくなっている事がありますから…。


フリスキーブースでは猫の楽しい解説と,なんと綱渡りをする猫ちゃん登場に会場は拍手喝采。
可愛くリビング風にしつらえたブースの窓から猫がぴょんと登場して、ご機嫌で尻尾を立てて、まずは、つめ研ぎ。枠くぐりに始まり、難易度を上げて行って、最後に綱渡りをして、抽選箱からカードを引きます。当選者は可愛いぬいぐるみが貰えます。
猫の芸は大人気、観客を引きつけておいて、その後白衣を着た獣医さんが登場し、いかに猫にとってはお水と良質のフードが大事かの説明に入ります。



ショーの途中でフォーシーズンズホテル横のこぢんまりしたショッピングモールに行きました。モール内の小さなドラッグストアでちょっと買い物。


ショー会場は長毛の猫に合わせてあるのでしょうか、クーラーがとても利いていて、寒い。冬の上着やショールが手放せませんが、ひとたび外に出れば蒸し暑くて、半袖でもじわっと汗ばむ程の陽気でした。 下に半袖Tシャツを来ていて良かった。


会場正面は、広々とした公園になっています。

ショッピングモールのバルコニーから見た正面のショー会場

カササギのような,しかしちょっと小ぶりな鳥がたくさんいました。夕方になると,西に向かって群れで飛んでいきました。また,飛行機がでっかい広告布?を引いて空を飛んでいました。飛行船なら日本でも見かけるけれど、こんな広告は初めてみました。


ショー会場からホテルに戻って一息ついたら,タクシーに乗ってふたたびフォーシーズンズホテルへ。ここの3階のイタリアンレストラン・クァトロに。ムール貝,スパゲッティー,ラムチョップ,デザートはジェラート,ミニティラミス,そして苦いエスプレッソ。けっこういい値段になりましたが,楽しみました。


左:ビールとともに運ばれて来たオリーブ、ローズマリーの香りが聞いて塩味が強い、ちょっとしたおつまみ。

右:久々に再会したマッスル(ムール貝)の蒸しもの。メニューを見ておお、懐かしいと、迷わず選びました。オードブルに一皿頼んだつもりが二皿も、(それとも二皿に分けてくれたのかなあ?)。ベルギーで食べたときはマッスル・インポット、で小振りな蒸し鍋ごと、てんこ盛りに出てきて、その時は、貝から出た美味しいおつゆまで、パンにたっぷり含ませて楽しみました。
シンプルな貝の味がとても美味な一品でした。



左:パスタとジャンボラムは一皿ずつ注文して分け合って食べました。
(最初に写真を撮るのを忘れて食べ始めたから、食い散らかし写真で失礼。)
バジルのソースと言うことで、酸味の利いたトマトベースにバジルの香りがとても食欲をそそります。
グリルした大きなラムチョップは二切れあったから、二人で分けるのに丁度いい。他にラムのどの部分のお肉かわからないけれど、シチュウ風に柔らかく煮込んだ固まり肉が数切れ、お肉の下にはひよこ豆や小さな賽の目に切ったズッキーニが入った麦のリゾットが敷いてあって、美味しかったです。別にご飯にこだわる方ではないのだけれど、パンばかり食べていると、こんな風に煮てある穀類を食べるのは、とてもお腹に優しい気がします。

右:デザート、手前は日替わりの"本日のデザート" 4品位あるなかから選びます。ティラミスと何だったかのクレープの組み合わさったお皿を選びました。
奥はソルベ、マンゴーとココナッツとレモンのシャーベットです。それぞれの果物の味がしっかりして、甘すぎず、さっぱりとして美味しかった〜。

高級ホテルのイタリアンレストラン、さすが雰囲気もサービスも、申し分なし。かつイタリアレストランのカジュアるな雰囲気もあって、とってもリラックスして、満足のいくディーナーでした。



また早寝をして夜中に目が覚めました。 シンゴは下痢気味。部屋が臭い…。ちょっとお尻を汚したので,洗面台で洗いました。こらこら。

そんなに食い意地の張った子ではないと思っていたのに、何故か沢山食べるんです。ちょっと食べ過ぎみたい。
家では好きなだけ食べさせていたのだけれど、持参した整腸剤を飲ませて、少しご飯を制限する事に。

ショー会場ではいじけボクちゃんになってしまったシンゴ、ホテルではよく遊びます。絨毯張りの床がフローリングとちがって滑らないから、思いっきり走れて楽しいらしい。沢山、息が切れるまで遊んで、再びおやすみなさ〜い。


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